
新iPadProが2018年10月に発表され,11月7日発売されました。この新型iPadProで従来のiPadProと比べ変化したものは,いくつもあります。
- ホームボタンが無くなった。
- 枠(ベゼルが細くなった)
- ApplePencilがくっつくようになったな
などなど。詳しくは以下の記事にまとめてあります。

そんな中で注目を集めているのは,LightningというApple独自の端子規格が廃止され,Type-Cという世界共通の端子規格になったという点です。
初代iPhoneやiPadなどから使われてきたApple独自の挿し込み口のことです。
現在,多くの端末で標準装備になっている差し込み口のことです。特長として,Lightningよりも電源供給速度が早いことが挙げられます。
今回は,新iPadProの差込口が,Type-Cに変化したことによって何が変化したのかを単純明快に解説していきます。
目次
結論:iPadから電力が供給できるようになった。

いきなり結論からいくと,Lightning端子からType-Cの端子に変化したことによって,iPadから様々な機器への電力が供給できるようになりました。
今までのLightning端子の機能として,電力を外からiPadに導く役割がありました。
よってLightning端子の基本的な使いみちとしては,iPadを充電するという役割だけにとどまっていました。
しかし,TypeーCに変更されたことによって,iPadPro側から接続された機器に電力を送ることができるようになったのです。
例えば,ノートパソコンでiPhoneやiPadを充電することができました。
これは,パソコンのバッテリーでiPhoneやiPadを充電していたわけです。
そのパソコンの役割をiPadProが担えるようになりました。
iPhoneが充電できるようになった。

そういうことなんです。iPadProでiPhoneを充電することが可能です。
実は今までもノートパソコンからiPhoneの方にLightningケーブルを繋ぐと充電することができました。
しかし従来のiPadでは充電も愚かiPhoneとiPadを繋ぐことすらできませんでした。
今回iPadProの端子がType-Cに変わったことによりiPhoneとiPadProを繋ぐことでiPadProをモバイルバッテリーとして使い、iPhoneを充電できるようになりました。
解消されること

そもそも近年iPhoneのバッテリーのもちがよくモバイルバッテリーが毎日必要ということは無くなってきました。
しかし,iPadとiPhoneを持っている人でいざという時のためにモバイルバッテリーを持っておくという人もいたのではないでしょうか。
少なくとも私もその一人でした。Ankerさんの大容量モバイルバッテリーを常に持ち歩いています。
モバイルバッテリーを持つことによる弊害
大容量モバイルバッテリーを持つことで何が困るかというと
とにかく重い。

私は,Ankerさんの大容量のモバイルバッテリーを愛用しています。これですね。あまりにも使い込んで汚いので,写真はやめておきます(笑)
このモバイルバッテリーの重さはなんと
356g!
iPhoneXSMAXの重さが約210gですからスマホの約1.5倍の重さになります。相当重いですね。
参考程度にiPad Pro10.5インチが約450gです。
つまり今までiPhone+iPad+モバイルバッテリーで約0.9kgを持ち歩いていたことになります。もはや1kgです。
1kgというとMacBookProとほとんど同じ重さです。
それが今回iPad ProがType-Cに変わったおかけでiPhone+iPadで済むので0.6kgだけ持ち運べばよいということですね。
カバンに入れるものはiPhoneやiPadだけではありませんから軽いに越したことはありません。
今回,iPadProがType-Cに変わったことによって,カバンの中身が軽くなるということですね。
いろいろな機器と接続できるようになった。

iPadProから電源が供給できるようになったことで,iPad側から電力を出力して,動かすことができるものが増えました。
私が大好きな瀬戸弘司さんもそのことでだいぶ興奮しています。その動画がこちらですね。
この動画を見て頂くと,iPadの電力供給ができるようになったことで,できることが増えたことがわかると思います。
一番イメージしやすいのは,マウスだと思います。
例えば,マウスをパソコンに繋ぐと普通にマウスが使えます。その電力はどこから来ているかというと,パソコンから来ています。マウス自体をコンセント挿す必要がありませんよね?
これをバスパワーで動くといいます。
このあと,瀬戸弘司さんは,Novation Launchpad Proをバスパワーで使うと,iPadのバッテリー消費が異様に早いことに気づき,結局コンセントの電力がいるじゃん!っていう結論に至ると思いますが。
瀬戸弘司さんは,確かに嬉しいかもしれませんが,私はiPadをなにかに接続して,動かすことはありません。
そんな
って人にもちゃんと恩恵があるんです。
カメラやiPhoneの写真を即大きな画面で。
デジタルカメラやiPhoneで撮った写真をその場で確認するのって画面が小さくて結構面倒臭いじゃないですか?
まだ,iPhoneならいいですけど,デジタルカメラや一眼レフだと画面が小さいので確認が大変ですよね?
今回iPadProがType-Cになったおかげでその悩みが解決されます。
デジタルカメラ写真を撮ったあとに,iPadProとケーブルでつなぎます。すると撮っった写真をすぐに,iPadに写すことができます。
今まで,デジタルカメラで撮った写真を大きい画面で確認するためには,デジタルカメラを持って帰り,パソコンを起動させ,SDカードをパソコンに挿すという手順が必要でした。
それをデジタルカメラとiPadProを接続するだけで済むようになったのは,便利以外の何物でもないでしょう。
同様のことがiPhoneでもできます。これは便利ですね。
まとめ
今回iPadProがType-Cの端子に切り替わったことでできるようになったことは,以下のの2つ。
- iPhoneを充電できるようになった。
- デジカメなどの周辺機器と接続できるようになった。
個人的には,両方共とても嬉しい進化です。
使っていくうちにまた何か発見できると思いますので,随時紹介していきます。
今回もお読み頂いてありがとうございました。
全く記事とは関係ないのですが,瀬戸さんが動画で紹介しているNovation Launchpad Proってこんなに高いんですね。知らなかった。




