
Apple PencilとiPadPro11インチが私のもとに届きまして,はや一ヶ月が経ちました。
そんななかでiPadPProに関しての記事は,多く書いてきました。
詳しくは,記事の最後にリンクを張ってありますので,興味がある方はそちらを参考にしてください。
しかし,Apple Pencilに関する記事は,実は以下の一本だけしか書いていません。

言い方ひどいですがそうですね。
私が今までレビューをしてこなかった理由は,筆の良さは長く使ってからわかるものだと感じるからです。
ボールペンやシャープペンを使っていても買った瞬間は買った嬉しさで
ってなりますけど,使い続けると「案外重くて微妙かも」なんてなってしまうこともあります。
なるべく冷静なレビューを心がけるため,一ヶ月という試用期間を経てレビューすることになりました。
というわけで前置きが長くなりましたが,Apple Pencil(第2世代)をレビューしていきたいと思います。

目次
結論:これはもはやPencil

さて,あなたは今メモをしなくてはなりません。
ボールペンを出して,メモ帳をだして,「カチッ!」
この瞬間なにか意識しています?
していませんよね。
人は習慣の中で筆を手に取り,文字を操ります。そこになにか工夫をしたり,頭で考えたりすることは,ありません。
ペンを持つことに頭を使っていたら何個頭があってもたりませんよね。
今回発表されたApple Pencil(第2世代)は,無意識の中でペンを使うことができます。
つまりは,何かに注意をして,メモをする必要がないのです。不便さをこの一ヶ月の中で微塵も感じませんでした。
ボールペンやシャープペンの利便性を超えたといっても過言ではありません。
何がそんなに凄いのか。

私がこの一ヶ月で感じたApple Pencil(第2世代)のメリットは,以下の3つ。
- 充電という概念がぶっ壊れている
- 違和感の欠落
- ダブルタップというペンの持ち替え
順番に詳しく解説していきます。
充電という概念がぶっ壊れている

まずは,以下の画像を御覧ください。

こちらは,Apple Pencil(第1世代)の主要な充電方法です。ある意味で,充電の概念をぶっ壊れています。私は,これを避雷針モードと呼んでいます。
iPadからLightning端子でApple Pencil本体に給電するという形が取られています。
相当クレイジーな充電の仕方だと思います。
それが,今回はiPadProからはこの形。

これ充電中ですよ?
Apple Pencil(第2世代)は磁石でiPadPro本体にくっつくことで,収納および充電を行います。
基本的にiPadProを持ち運ぶときは,カバーをつけて,この形で

持ち運ぶため,充電という概念事態がありません。
常に充電100%です。
ボールペンで言えば,筆箱のなかでインクが補充され,シャープペンで言えば,筆箱の中で芯が補充されます。
Apple Pencil(第1世代)の欠陥
この充電方法によって,Apple Pencil(第2世代)は,Apple Pencil(第1世代)の欠陥を改善しました。
Apple Pencil(第1世代)はこのように保存し

いざ使おうとすると,充電100%で避雷針モードで充電する必要がありました。これは,全くスマートではありませんでしたし,スタバ充電しようもんならとなりのスペースを侵略するレベルの邪魔くささです。
これが改善されたのは,Apple Pencil(第1世代)からヘビーに使っている私にとっては,感動するレベルの進化でしたし,本当に紙とペンがいらない時代が近づいていると実感しました。
違和感の欠落

電子ペンでタブレットに字や絵を書いていると,いわゆる遅延というものが置きます。
ペンでサクッと書いているのに,文字や色の浮き上がりが遅い!みたいなやつですね。
これは,書き心地に大きく影響するのですが,Apple Pencil(第2世代)の違和感の無さはApple Pencil(第1世代)やSurfacePenに比べて異次元のものでした。
タブレットやスマートフォンなどには,リフレッシュレートというものがあります。
リフレッシュレートとは,1秒間に画面が何回書き換わるかの基準であり,単位は,Hzです。この値が大きければ大きいほど画面がぬるぬるになるわけですね。
新型iPadProはこのリフレッシュレートが120Hzという比較的高い値であり,このことが私が感じたヌルヌル感を実現したわけです。
ダブルタップというペンの持ち替え

これはメモや絵かきの世界観を変えるレベルで便利でした。
以下の記事でも解説しているようにApple Pencil(第2世代)の目玉としてApple Pencil(第2世代)の側面を「ポンポン」ってしてやると筆を持ちかえることができるという機能がありました。
正直私は,こんなふうに思っていました。
結果
めちゃめちゃ便利すぎて,Apple Pencil(第1世代)が旧石器時代のペンに見え始めます(流石に言い過ぎた)。
今までは,ペンの種類を変えたり,消しゴムにする際にメニューまでペン先を移動する必要がありました。
こんな感じです。
これ以外と面倒くさいんですよね。ずーっと面倒だなーって思っていました。
それがこうなったわけです。

おそらく一回で2秒ぐらい時短してます。本当に便利です。
これのためだけにApple Pencil(第2世代)を購入してもいいのではと思うくらい便利でした。ただし,まだまだ対応していないアプリもありますので,そこは注意ですね。
私がメモに使っているGoodnote4は即対応していました。
次からは,ちょっとイマイチな点も解説します。
イマイチな点もあるだろう。

私が感じたイマイチ点は,この2点。
- ダブル誤タップ
- ペン紛失問題
そこまで深刻ではありませんが挙げるとすればって感じです。
ダブル誤タップ
ダブルタップは非常に便利な機能なんですが,すこし敏感すぎます。
ペンを握り直しただけで,ペンが消しゴムになることがあるんですね。
この辺は,iOSのアップデートで改善されるかもしれませんね。
ペン紛失問題
Apple Pencil(第1世代)は,ペンのキャップがなくなるという問題がありました。
こちらがそれに関しての記事ですね。

今回のApple Pencil(第2世代)は,収納方法が磁石なのでカバンに直接いれておくと,たまにApple Pencil(第2世代)がカバンの奥底に眠っていることがあります。
おちろんただiPadを持っているだけで落ちることは絶対に落ちませんがカバンの中では迷子になることもあります。
対策としては,スリーブケースに入れるといいかもしれません。こちらに紹介しているのは,Surface用としてですが,iPadProでも使えますよ。

ペーパーライクがさらに世界を広くした。
実は私iPadPro11インチにガラスフィルムを貼っていたんですが,それをやめた理由は,2つ。
- タッチ感度が悪くなった
- ペン先のズレが気になった。
ガラスフィルムは,多少なりとも厚さがあるのでApple Pencilを使っていると,ペン先と実際に書かれる線とのズレが若干きになるようになりました。
それを理由にこちらのペーパーライクフィルムに騙されたと思って変えてみました。

結果→世界変わりました。
いやびっくりしました。ペン先がピタピタッと止まるようになったのです。
プラスチックがカタカタ画面にあたるような滑る感覚ではなく黒鉛が紙でこすれる摩擦があり,書きやすい感触に変化したのです。
これは,本当に驚きました。
もしもあなたが本当にiPadProで絵を描いたり,メモをとったりするのであれば,このフィルムは必須品です。
騙されたと思って一度試してみることをオススメします。
詳しくは,こちらの記事を参考にしてくださいね。

まとめ
今回は,Apple Pencil(第2世代)についてレビューをしてきました。
Apple Pencil(第2世代)は,一度使えば病みつきになり,離れられなくなる魔法のペンです。
ペーパーレスな生活をしたい,電子的にメモを残しておきたいあなたにとっては,まさしく神器になりますよ。
購入を検討している人の参考になれば幸いです。
今回もお読みいただいてありがとうございました。


